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2022.11.3

古民家ブログ

社長ブログ

改修工事 伝統工法の家と在来工法の家

 

古民家の改修をしています。

古民家の改修は多くなりました。

これからもまだしばらくは続きそうです。

少し前だと解体して建て替えることが多かった

と思いますが住む人の考えも変わってきています。

 

古民家の改修、リフォームは結構費用が掛かります。

建て替えるよりは安く済みますが比較的安価な新築

住宅並みに掛かることもあります。

使われている材料や組み方が現代の住宅とは違うと

いうこともあります。

現代の住宅並みに耐震性や断熱性を求めるとさらに

施工費用が掛かります。

といって同じ家を造るとなると使われている材料や

仕上げが違うので現代の住宅以上の費用が掛かります。

 

 

古民家で暮らす人にとっては自分が育った家、ご先祖様が

造ってくれた家という思いもあります。

仮に仕方なく解体することになっても使えそうな構造材や

造作類、建具などがあれば使ってほしいという人もいます。

 

古民家の場合はすでに何度か改修されていることが多いです。

生活の様式が変わってどうしても使いづらいところ、台所や

通り土間などはたいがい一度や二度は改修されています。

そしてほとんどが新建材で壁や天井が覆われています。

それがその当時の流行だったのでしょうね。

現代の改修はそういった建材類を取り払ってまた昔からある

梁や丸太を見せるような改修になっています。

写真のようにきれいに黒光した梁が出てくることもあります。

また新たに隠れていた丸太を見せるように天井を作り直す

こともあります。

 

同じリフォームでも築30年から50年位の在来工法の家よりも

古民家(伝統工法)の方がリフォームに耐えやすいと思います。

何より構造材が現代の在来工法の家に比べて大きいですから、

しっかりしています。

基礎がないというのも補強の仕方によっては耐震性を確保する

こともできますし、不動沈下も修正しやすいです。

現代の住宅のように完全なバリアフリーや高気密・高断熱の家

にするのは難しいですが、少しの工夫で生活しやすくなれば

まだまだ暮らせる古民家はたくさんあると思います。

 

 

先日友人と石川県にある「千里浜なぎさドライブウェイ」と

能登半島一周をバイクで走ってきました。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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