HOME  >  ブログ  >  リフォームの完成見学会 ありがとうございました。 |伝統工法と在来工法 奈良の木の家工務店、輪和建設

2022.08.21

古民家ブログ

社長ブログ

リフォームの完成見学会 ありがとうございました。

今日はリフォームの完成見学会でした。

お施主様には大事な家をお貸しくださってありがとうございました。

新築工事は減少傾向ですが、リフォーム工事はこれからもしばらく

続くでしょうね。

10年、20年前なら建て替えを検討した人も今ではリフォームを検討

されます。

建て替えに比べればリフォームの方が経済的にも楽です。

 

住宅のリフォームはどれも同じようで構造はいろいろあります。

一番多いのが木造軸組み工法と言われる昔からある木造の家です。

しかし、同じ木造軸組みでも建築基準法による在来工法の家と

伝統工法の家があります。

そして同じ木造でもツーバイフォーという枠組み壁構造の家もあり、

プレハブ、鉄骨、鉄筋コンクリート造の家もあります。

 

一番リフォームしやすいのが木造軸組みです。

扱う職人さんが多い、工務店も多いという理由もありますが、何より

加工が楽で補強もしやすいです。

当社は新築工事もリフォーム工事もしますが、鉄筋コンクリートや鉄骨

ツーバイ、プレハブは新築では扱っていません。

一方リフォームはどんな構造でも対応はしますがやはり木造の方が得意

です。

プレハブや鉄骨などになると構造の部分が触れません。

 

リフォーム工事の築年数は30年位から古民家になれば100年を超えるよう

な家まであります。

まだまだ使えそうな家でも解体されているのを見かけますが、可能な限り

リフォームできるかどうか検討させてもらいます。

リフォームは費用対効果を重視します。

どんな家でもリフォームすればいいというものでもありません。

建て替えたほうがいい家もあります。

しかし、古民家のように同じ家は建てられないというか、同じ家を建てよう

とするとたいへん高額になる家もあります。

今まで施工させていただいたリフォーム工事で「リフォームを提案したのは

当社だけだった」ということもあったようです。

リフォーム工事は難しいです。

壊してみないとわからない部分があります。

伝統工法ともなれば耐震補強も難しいですし、断熱も難しいです。

その点新築は一から造るので実行予算も組みやすく工事も比較的簡単です。

リフォーム工事は職人さんの技術も必要です。

どんな大工さんでもいいというわけにはいきません。

ここ数年、ブームもあって古民家の改修が多くなりました。

若い人ほど昔の造りにあこがれる傾向があるようです。

 

リフォーム工事の理由としてはやはり今まで区切られていた台所、リビング、

ダイニングを一体に広く使いたいということが多いです。

壁を少なくすると当然部屋は広くなりますし、通風や採光も良くなります。

しかし、壁が少なくなるということは構造になる壁が減ることになります。

耐震のための壁は必要です。

他に壁を増やす、また今ある壁をさらに補強するといったことが必要になります。

また部屋が広くなれば空調も不利になります。

そこで断熱性能を高くしなければなりません。

せっかくお金をかけてリフォームするのですからその後最低30年位はそのまま

暮らしたいものです。

最低限のメンテナンスは必要です。

それには屋根、外壁からの水の侵入を防ぎ、床下の通気をよくして構造材を

適度な乾燥状態にしておいてあげることが大事です。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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