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2021.07.26

家づくりのこと

自然の理にかなった素材

輪和建設の阿部です。住宅にはいろいろな建材が使われますが、輪和建設は、自然の理にかなった素材という視点で建材を選定しています。木片を接着剤でかためた集成材ではなく木本来の姿である無垢材を使い、湿気を通さないビニールクロスではなく調湿作用のある漆喰、エコクロス、和紙をおすすめします。押入れの内部には無垢の杉羽目板材を貼ります。調湿作用があるため湿気がこもることはなくカビくさくなることもありません。

 

杉の無垢床板はやわらかく、モノを落とすとへこんだりしますし、エコクロスは汚れが落ちにくいという弱点がありますが、そういったことはやわらかく足ざわりがよいことや、調湿作用のおかげで住まいが健康で過ごしやすいという長所の裏返しでもあります。

 

見えるところだけではなく見えないところについても、自然の理にかなった素材の採用すすめています。例えば屋根材の下地となる野地板や2階の床板の下地にも、合板ではなく無垢板を使用します。地盤改良では土壌や環境への影響が少ない、天然石を用いた砕石パイル構法を採用しています。

 

自然の理にかなった素材は、最終的には土に還ります。土に還るということは人体にもやさしいということです。またリサイクルやリユースができてゴミも減らせるため、地球にもやさしいのです。そのような素材でつくられた家は、自然に逆らわない人にも地球にもやさしい住まいだと思います。