2023.10.9
家づくりのこと
外壁
戌亥です。
最近よく外壁に焼杉を施工する現場が増えたように思います。
昔の家では、切妻面になる東西面を一面焼杉で施工して、南北の軒の深く出ている面は腰あたりまでを焼杉や板張りになっており、上は漆喰になっているのをよく見ます。
今回新築工事をさせていただきました物件の軒が出ている面は腰まで焼杉を張り、上は無塗装サイディングに白色の吹付を行いました。
化粧サイディングの家が最近は増えていますが、やはり本物を張った方がかっこいいです。
新築を考える上で、外壁は
見た目
質感
耐久性
など選ぶポイントは多いと思いますが、長く住むお家になりますので、耐久性を気にされる方が多いように思います。
サイデイングは一般的に15年程度でシーリングの打替えが必要と言われています。
実際に15年毎に打ち替えている方は見たことがありませんが…
焼杉の耐久性ですが、正直なところなんとも言えません。
焼杉の炭化部分が落ちたら交換とするのか、割れたりすると交換とするのか、どのタイミングで交換をするのかで変わってきてしまいます。
焼杉の炭化部分が流れ落ちて色味が変化するのを劣化ではなく、経年変化と捉えるとかなり長い期間保つと思います。
他はモルタル下地に左官で仕上げを行う外壁です。
漆喰やそとん壁などがあります。
昔は割れなどが発生することが多かったですが、今はモルタル下地にファイバーメッシュという布のようなものを伏せることで防止できるようになってきています。
サイデイングにあるシーリングの継ぎ目などがなく、すっきりとした外観になります。
耐久性は材料に左右されるため、塗る素材次第といったところです。
建物の外観を決める重要なポイントになりますので、しっかりと考えて決めていきたいところです。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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