2026.08.10
設計から
光触媒の和紙
設計の阿部です。
輪和建設では、標準仕様として天井に和紙を採用しております。その土佐和紙に、光触媒の品番が加わりました。
光触媒、ナニモノだろうかと思っていたところ、ちょうどそういった化学物質の材料に詳しい技術者のお客様がいらっしゃって、光触媒について教えていただきました。
光触媒は「チタニア」という化合物の働きによるもので、紫外線があたることで表面に酸化還元反応が起きて、有害物質を分解したり汚れを防止するという働きがあるとのこと。
化合物と聞くと、どうしてもシックハウスに関係があるかどうか気になり質問したところ、肌に塗る化粧品にも採用されているので安全と認識されているとのことでした。
輪和建設が内装材として採用している漆喰や無垢板といった昔から使われている自然素材は化合物とはあまり縁がないという認識でいたのですが、建築の現場では塗料や接着剤などとは無縁というわけにはいかず、今回のナフサショックでもその現状を再認識したところです。土佐和紙に光触媒という新しい性能がくわわったように、化学物質から目を背けることはできないようです。新しいものをどう見極めるか、そういった知識も身につけないといけないと感じました。
お客様は、技術者の立場としてのプライドと心のお話もされていました。新しいニーズにこたえて新しい材料で新しいモノづくりに挑戦するということは、とてもやりがいのあることで、そこにプライドを持たれているとのこと。ただし、モノづくりをするヒトに心がなければ、人間を破壊するようなとんでもないモノがつくられてしまう。モノづくりをする技術者に最終的に求められるのは頭ではなく心だ、というお話をされていました。
建築も同じ、モノづくりの一端を担っています。プライドと心を大切に、仕事に臨みたいという気持ちをあらためて感じました。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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