2020.01.31
古民家ブログ
囲炉裏部屋
洋室として使われていた部屋ですが、囲炉裏部屋
に改装することになりました。
天井を壊したところです。
天井にかける松丸太の梁です。
大工さんが電動カンナで仕上げています。
こちらは「火棚」の造作中です。
写真で見ると根太の下の床下が見えているように
見えますが、これは合板の上に敷いた床暖房の
シートです。
座卓を置くところは省いています。
今日、完了検査に行ってきました。
無事にきれいに仕上がりました。
古民家ではありませんが、囲炉裏部屋の完成です。
このような造りも需要があるのか、自在鉤などは
いろんな種類のものが販売されています。
火棚も今回はテーブルに合わせて造りましたが、
既製品がいろいろあります。
本来、「火棚」は板状のもので囲炉裏から舞い上が
る煙や火の粉を防ぐものですが、今では格子状の
装飾品になっています。
炭ではなく、薪を使って火を熾していた農家や漁家
で使われたものです。
炭火では煙や火の粉はそれほど舞い上がりません。
テーブルは施主さんが自分で購入されたもので、炭入
れの箱や灰を入れて火を熾す銅板の火鉢がついています。
雰囲気だけでも味わってもらえれば幸いです。