2019.06.24
社長ブログ
和瓦
リフォームで瓦の葺き替えをしています。
それほど古くなっていたわけではないですが、増築などもあり
葺き替えることにしました。
葺き替えたのにはもう一つ理由があります。
土葺きから桟葺きに変えています。
屋根の重量を少しでも軽くするためです。
構造計算上、土葺きと桟葺きでは筋違の数などが変わります。
これが瓦ではなく流行りのガルバリウムなどでしたら、もっと
少なくできます。
しかし、この地域は風致地区に指定されているので和瓦以外を使う
ことができません。
この風致地区ですが、家を建てる人にとってはほかの屋根材を選ぶ
ことができませんが、制限があるがために景観が守られています。
この瓦は朝鮮から伝わったようですが、もとは寺社仏閣や蔵などに
使われる本葺き瓦でした。
あの丸い筒状の瓦が上から下までならんでいる瓦屋根です。
今の甍(いらか)模様の瓦は日本人が考え出した瓦です。
この和瓦はやっぱり根強い人気があります。
風致とかに関係なく「屋根は和瓦」という人もいます。
実際耐久年数も長く実績があります。
もし、日本にはこの和瓦しかなかったとしたら日本の町並みはもっと
きれいになっていたかもしれません。