2018.06.20
現場から
塗装工事
輪和建設の中西祥人です。
現在大阪で車庫の中の再塗装の工事をしております。
先日の地震の影響が心配だったのですが、特に大きな亀裂が入ったりといったことはなく安心しました。
それでも家の中では食器が食器棚から落ちてしまったりと大変だったようです。
本日は車庫内部の細かい亀裂にSクリートクラックという処理剤を施工しました。
この前にはSクリートアップという改質剤(中性化したコンクリートを再度アルカリ化するもの)を施工しています。
コンクリートは新しいときはアルカリ性なのですが、経年とともに中性化してしまいます。
中性化するとコンクリートの強度が低下し、ヒビの原因になります。
またこのヒビが内部の鉄筋に到達すると鉄筋が空気に触れてしまい錆びて膨張し、コンクリートが剥落してしまいます。
コンクリートは住宅の場合、基礎に使用されていますし、鉄筋コンクリート造の家ですと壁等もコンクリートで形成されています。
強く、長持ちするイメージのあるコンクリートですが、しっかりした手入れがあってこそなのだと思います。
コンクリートだけに関わらず、家は自分の命を預けるものでもあるので、手入れは欠かせません。
※写真はヒビ割れの箇所の塗装をめくりSクリートクラックを施工したものです。