2018.06.16
古民家ブログ
ついどはん
今日は全国古民家再生協会の近畿地区大会で洲本に
行ってきました。
写真は「ついどはん」という古民家で洲本市との域学連携活動
として100年を超える古民家を京都工芸繊維大学の学生が設計か
ら施工まで携わって再築したものです。
「ついどはん」という名前はこの建物の外にある「辻堂」から
きているそうです。
母屋は様々な活動ができるように、牛舎や納屋として使われて
いた長屋門は宿泊可能な施設となっています。
2枚目の写真は蔵をワークショップとして使えるように改修した
ものです。
洲本市では地域活性化のために地元住民と都市部大学が連携する
「域学連携事業」に取り組んでいます。
学生時代にこのような経験ができるというのは実務という点で社会
に出てもすぐに生かせるいい経験だと思います。
この家では延べ541名の学生さんが約1年半にわたって携わって完成
したものです。
若い人がこのような家に興味を持てば伝統的な建物は残っていきます。