2022.02.5
現場から
節の有る無し、板目と柾目
現場監督の植田です。池が凍るような気温でも川で泳ぐ鳥たちに、羽毛を分けてほしくなります。
このところ新築やリフォームに関係なく、各現場で造作や室内の仕上げ用の材木を見たり触れたりする機会が増え、キズやへこみのないように細心の注意を払う日々です。
いわゆる「化粧材」ですが、どこをどんな材料で仕上げるかはお客様によって千差万別です。
木材には、節の有無や程度で等級が決められています。(http://www.homarewood.co.jp/kesyouzai.htm より)
さらに木目が真っすぐの柾目(まさめ)と輪っか状の板目(いため)に分けられ、その上、木の中心部から採られる赤材(あかざい)と外側から採られる白太材(しらたざい)に分けられて…となると種類の幅は広く、価格も応じて変化します。(余談ですが羽目板や床材を張る際、大工さんは木材の色味や節を見ながら、全体のバランスが良くなるよう配置に気を配って張っています。)
「来客のある場所は節の少ないものを使いたい」「節があってもあまり気にならないので、価格のおさえられるものにしたい」等、選択の幅を活かして
お客様の希望に合う木材で、素敵な無垢材ライフを応援したいなと思います。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった木の家づくりをしています。
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