リフォーム 実家を木の香りあふれる空間にリノベーション 斑鳩町
ご両親から引き継いだ実家
ご両親が建てた築37年のお家をご長男が引き継ぎ、今の家族の暮らしに合わせたリノベーションをしました。
床板は杉の無垢材、壁はホタテ漆喰などの自然素材仕上げており、木の香りたっぷりのお家に生まれ変わりました。
キッチン、居間、ダイニングと分断されていた部屋をつないで広々としたLDKに間取り変更。
水回り住宅設備はこれを機にすべて更新しました。
コンパクトだったお風呂は、ゆっくりとくつろげる広さに変更。
また、朝の支度に混み合う洗面所空間も広くしました。
一方で、仏壇のある和室は意匠も雰囲気もそのままに、格天井の玄関の雰囲気もそのままに残しました。
すべてを新しくするのではなく、親世代のこだわりが感じられる良いところは残し、現代の暮らしに合わせたリノベーションをしました。
施工前
施工後
暗さの解消とプライベート空間の確保
道路に面していたキッチンはプライバシーや心地よさを考えて日の光いっぱいの明るい庭側に寄せ、道路側には勝手口から出入りできるパントリーを設けました。
パントリーは食材や荷物を車からすぐに運び入れる利便性を備えると同時に、プライベート空間であるLDKを道路から分断する干渉空間にもなっています。
また、居間と水回り空間の間にあった暗い廊下は取り払ってLDKに取り入れることで、暗い空間は解消され、LDKも広々とした空間になりました。
施工前
施工後
オリジナルキッチンと家具
天板とシンクは人工大理石、架台は桧の造作キッチンは、奥様こだわりの特注品です。
お料理が得意の奥様が、鍋やフライパンの収納、ゴミ箱を置く場所、まな板や包丁の収納場所など使い勝手をよく考えられたオリジナル品です。
朝の忙しい時間に気軽に朝食を食べられるようにと、キッチン前に栗のカウンターをつなげました。自然に家族の会話が生まれる暮らしのイメージが伝わります。
キッチンの後ろ側には、木製の収納を設けました。背の低い奥様の使い勝手を考慮して、腰高までの収納としました。
ダイニング側には同じく腰高で家事の合間にパソコン作業ができるように設けた書斎コーナーと、リビング収納が続きます。
モノをしまえる収納箇所を家具のように設けることで、空間の広さを損なわないよう工夫しています。
オリジナル洗面
洗面台も架台を桧でつくったオリジナル造作です。
前面鏡の裏側は収納スペースになっており、こまごまとした洗面道具などを収納することができます。この鏡収納もオリジナル造作です。
下の部分は空間として空いているため、空間を広く感じさせてくれます。
脱衣室も兼ねているので、家族分のパジャマや下着などを収納できるスペースも確保。
収納たっぷりで使いやすい空間になりました。
2階に設けられていたミニキッチンは撤去して、洗面手洗いスペースを広くとりました。
2階にトイレや洗面を設けることはコロナ時代の家庭内隔離にとても便利。
時代とともに、家に必要とされる機能や役割も変化します。
施工前
施工後
サッシ入れ替えと外壁塗装
1階の居室は断熱性を高めるために、Low-E複層ガラスのサッシに入替をしました。
また、外壁も傷みが見られたことから塗装をしました。長く住み続けるために、家の性能も上げています。
施工前
施工後
家事ストレスの軽減も
リビングに面してウッドデッキを貼り、洗濯物干しスペースを確保。この場所は軒が深いため、外出時に急に雨が降っても気になりません。
1階のパントリーやLDK以外にも、2階には家族分の服が収納できるウォークインクローゼットを確保。
適所に十分な収納スペースを確保することで、家事負担やストレスを軽減できるように考えられています。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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