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2026.04.9

木の家づくりのこと

昔の知恵とこれからの住まい

設計の小林です。

 

最近花粉が目にきて毎朝充血しています(笑)

去年は庭に敷いた改良芝のTM9をこまめに世話していたので、稲花粉にかなり目をやられました。

この品種は背丈が短く、細かく美しいのですが、春先と秋に穂が大量に出てきます。

この穂刈りをしないと先祖返りして一般的な芝が生えてきます。

ですので、芝刈りは春と秋がメインになるので暑い夏に芝刈りをほとんどしなくていいのは最大のメリットですが、

花粉症がキツイ方は要注意ですね。

緑の美しさと天然芝の心地よさを天秤にかけ、今のところは耐えられています。

子供たちが庭遊びしなくなったらウッドデッキかタイルデッキにしてしまうかもしれません(笑)

花壇の花も次々に花が咲き、唯一植えた庭木のブルーベリーも沢山花が付き、もうすぐ開花しそうです。

植物たちの日々の変化と成長がすさまじく、毎日楽しくなります。

植物や土に触れるとリラックス効果があるそうですね。

 

4月に入り、キッチン工事が始まりました。

ところが想定外に、イラン情勢の影響でシンナーがどこにも入らない状況になっています。

塗装には欠かせない材料のため、今回窓の取り替えに伴う外壁の一部補修後の塗装仕上げが、すぐにはできない見込みです。

防水や下地のモルタル施工は行いますので、家そのものへの影響はありませんが、しばらくは見た目が整わない状態になります。

 

コロナ禍のときは、待てば入る・代替品で対応できることもありましたが、今回はそれ以上に影響が大きいと感じています。

断熱材、接着剤、建材なども値上げや出荷未定が相次ぎ、メーカーや種類を変えての対応も難しい状況です。

特に、高断熱・高気密を前提とした家づくりには大きな影響が出ているのでは、と思います。

 

そんな中、先日たまたま見た「江戸時代の冬の過ごし方」という動画がとても印象に残りました。

当時の家は、今のような断熱材もなく、開口部が多く、天井も高く、紙一枚・板一枚で仕切られた空間でした。

隙間も多く、エアコンもありません。
その代わり、夏は風通しが良く、涼しく過ごせるつくりでもありました。

夏が快適な分、冬は当然寒い。
だからこそ昔の人は、火とうまく付き合い、体の内側から温める工夫をしていたのだそうです。

重ね着による空気層の断熱、火鉢やこたつ、暖かい食事や銭湯など、暮らしの知恵そのもので寒さをしのいでいたそうです。

 

直焚き風呂に今も入られている方から、「体の芯から温まり、普通の風呂と温まり方が違う」とよく聞きます。

火を焚かない現代の暮らしでは、古民家の冬をそのまま快適に過ごすのは難しいと思います。
火の暖かさ、電気の暖かさの一番の違いは遠赤外線効果でしょう。

 

もし今後、断熱材や接着剤が思うように使えなくなったら、、

昔の知恵を見直しながら、今の技術と組み合わせて、自然素材で無理なく快適に暮らせる家づくりを考えていく必要があるのかもしれません。

実際、今商談中のお客様の中には、給湯を薪ボイラーにされた方もいらっしゃいます。

電気や石油燃料に頼りすぎず、薪でお湯をつくり、貯めて使う。
これからの時代を考えると、とても理にかなった選択だと感じます。

昨年の4月から、一定規模以外の住宅には省エネ基準適合が義務化されましたが、
「気候風土適応住宅」という枠で、昔ながらの住まいの良さを活かした家づくりも可能となっています(※条件あり)。

気になる方は、お気軽にご相談ください。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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