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2026.01.29

木の家づくりのこと

暮らしを重ねるほど好きになる住まい

設計の小林です

 

今進行中のリフォーム現場へ、お打合せで近くまで行ったので、少し立ち寄りました。

窓ガラスには銀杏の型板ガラスが使われていて、とても綺麗でした。

1976年ごろのガラスだそうで、ちょうど50年ほど前のものになります。

 

調べてみると当時のパンフレットには
「とりすました室内に自然の息吹を語りかけ、お部屋の表情を豊かにします」
と書かれていたようです。

最近の建材のパンフレットでは、なかなか見かけない表現です。

デザインや性能が前面に押し出される昨今、
生活に求める“豊かさ”や“感性”の部分に語りかけるフレーズだと感じました。

 

不景気の波もあり、無機質で無彩色、シンプルなものが「かっこいい」とされてきた中で、

最近は少しずつ、色や光、自分らしさ、
空間の豊かさもいいよね、という流れになってきているように思います。

 

服に流行があるように、インテリアにも流行があります。

だからこそ、長く住まう家は
流行に左右されない、飽きのこないものがいいと考えています。

 

 

ゆったりと過ごせること。
家族の形の変化に、柔軟に対応できること。

家に帰ってきて、ほっと一息つける。
安心して暮らせる。

「あぁ、ずっとここに住み続けたいな」
そう思ってもらえる住まいを丁寧に設計していきたいと考えています。

 

簡単に変えられるものは、その時々の気分で。
簡単に変えられないものは、普遍的にフィットするもので。

 

結局のところ、そこで過ごす人が「ハッピーでいられるかどうか」が一番大切かもしれません。

学生時代に「この建築はハッピーかどうか」という基準をもっている人の話を聞きとても印象に残っています。

学生の頃は、いかに新しく面白いかカッコいいか、コンセプトが深いかが評価されがちでしたが、

年月を重ねるごとにその「ハッピーか」の基準がしみてきています。

アトリエ系へ進むことを考えたときに違和感があり教授に相談した際、

「自分の表現を誇示する建築家もいるが、人目につかなくても人のためにと全力を尽くし生き生きと設計している者も多くいる」そんな話をしてくださりました。

結果的に私は後者の道を進んできましたが本当に面白いです。

様々な方の考え、暮らし、生き方に触れ、その重要な暮らし支える住まい造りをお手伝いをさせていただくことができるのは、とてもやりがいがあります。

何気ない日常が少しでも心地よく、ハッピーが続いていくような住まいをご提供していきたいと思います。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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