2025.09.12
木の家づくりのこと
バイオフィリア理論
輪和建設の國分です。
みなさんは「バイオフィリア理論」って聞いたことありますか?
ちょっと難しいこの言葉ですが、簡単に言えば「人は本能的に自然とつながりを求める」という考え方です。
そう考え方なのです。
アメリカの生物学者エドワード・ウィルソンが提唱したもので、今では建築や都市デザインの世界でも注目されています。
んん?というあなたのために。
最近都市部のオフィスに植物を置いている会社が増えたように思いませんか。都市部のイカしたビルや商業施設は内部空間に植物が入り込んできていませんか。なんかアースカラーな商品が身の回りに増えてきていませんかそれらすべてバイオフィリア理論です。笑
考えてみると、私たちの暮らしは便利になった反面、自然からは少しずつ離れてきました。
仕事や買い物、遊びも室内で完結することが増えて、気づけば一日の大半を人工的な環境の中で過ごしているという方もいるのではないでしょうか。でも、人間の体も心も「自然の一部」。だからこそ、木のぬくもりや風の流れ、太陽の光を感じるとホッとするのではないでしょうか。
バイオフィリア理論を住宅に取り入れると、家は単なる「住む場所」ではなく「心と体を整える場所」に変わります。
たとえば木の家なら、無垢材の床に触れるたびに温かさややさしい香りを感じられます。漆喰の壁は光をやわらかく反射して、時間によって表情を変えてくれます。これらは全部、自然と人とのつながりを日常の中で思い出させてくれるのです。
また、窓の位置や庇の工夫で風や光をコントロールする「パッシブ設計」も、まさにバイオフィリア的な発想です。エアコンに頼りきらなくても、季節の変化を楽しみながら心地よく暮らすことができます。外の景色や庭の緑をうまく取り込めば、家の中にいながら自然と触れ合う時間が増えていきます。
最近では、病院やオフィスでもバイオフィリアの考え方を活かしたデザインが広がっているようです。植物を置いたり、木を多く使ったりすると、人のストレスが減り、生産性や集中力も上がると言われているんです。つまり、家づくりに自然を取り戻すことは、健康で豊かな暮らしにつながるということなんですね。
その他にも木の香りや手触りは、心を落ち着けたり、睡眠の質を高めたりする効果があると言われます。無垢の床でゴロゴロしたり、木目の揺らぎを眺めたりするだけでも、なんとなくリラックスできるのは、きっと本能的に自然を求めているからでしょう。
これからの家は「性能が高い」だけでなく(性能は大前提ですね)、「心地よいこと」が大切です。
バイオフィリア理論は、その答えのひとつを示してくれます。木や土、光や風といった自然素材や自然現象を暮らしの中に取り入れることで、家はもっとやさしく、もっと元気を与えてくれる存在になるんです。
ぜひみなさんも、家づくりを考えるときに「自然とつながる」という視点を少し意識してみてください。きっと日々の暮らしが、ぐっと豊かに感じられると思います。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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