HOME  >  ブログ  >  薄く広がるミクロの世界★ | 鉋の薄削りを教えてもらいに行ってきました | 奈良の木の家工務店、輪和建設

2025.03.11

輪和の雑学

薄く広がるミクロの世界★

  • こんにちは!
  • 中島です。

 

日曜日に知り合いの大工さんが鉋の練習をするというので、行かせてもらいました。

 

数名で集まって薄削りの練習をしているそうです。

 

檜の薄削りです。

この鉋くずで約10ミクロンの薄さです。

1ミクロンが1mmの1000分の1ですから、1mmの100分の1の薄さですね。

 

「削ろう会」という鉋削りの大会では2ミクロンが優勝ラインだそうなので、この鉋くずをさらに5枚にスライスした薄さですね。途方もない薄さです。

 

鉋は薄く削るだけでなく、厚く削るのにも技術がいります。実際の仕事では厚く削った方が仕上がりが早いため、ほどよい厚さを狙って仕事をします。

 

ですが木の性質は不思議なもので、少しずつ加工をした方が仕上がりがいいものなんです。

これは鑿でも鋸でも鉋でも同じようで、木の団結力とでも言いましょうか、大きい塊でいるときは結合力が強いんですよね。逆に小さいほどに団結力は弱く、加工は容易に、そして仕上がり良くなります。

 

鉋仕上げも薄ければ薄いほどに木肌はツルツル、艶やかな仕上がりになるようです。

手で触ってもわかるし、顕微鏡で見てみると薄く削れば削るほどに、木繊維の毛羽立ち具合が全然違うみたいです。

削った木肌を見てみると、まるで鏡かのように向こうが映って見えました。

 

ここまで仕上げた木材は、木が持つ本来の良さを楽しめるだけでなく、撥水性が生まれて寿命にも関係します。

 

木の世界、職人の世界、鉋の世界、知れば知るほど不思議な世界が広がっています。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
奈良・大阪・京都他で注文住宅の新築、リフォーム、古民家再生、古民家リフォームの施工事例はこちら↓

施工事例を見る