2025.04.9
スタッフブログ
現在の耐震基準と耐震改修

設計の千葉です。
先日の休日に大阪の千里に行ってきました。
目的は小原 晩さんという作家のエッセイを読んでから気になっていた、千里中央駅にある店のカツサンドとミックスジュースを食べるためです。
美味しかったカツサンドを食べたあと、万博記念公園まで足を延ばし太陽の塔を見てきました。
太陽の塔が見映えるかのように桜が咲き誇っていました。
前回の大阪万博からすでに55年経過していますが、太陽の塔はずっとここに健在しています。
万博完了後の一時期は解体撤去の話が出ていたそうです。
そのため、存続させるための署名運動がおきたりもしていたそうです。
デザインした岡本太郎さんも存続のために尽力したそうです。
岡本太郎さんが自分の手を離れた作品について関与することはかなり珍しい事なのだそうです。
内部も入ってきました。
内部が公開されてからおおよそ7年ほどになります。
私は2回目の訪問ですが、以前とは違って500円を払ってスマホケースを貸与されればそれを利用して内部の写真をスマホ撮影できるようになっていました。
展示の一部に7年前の内部公開に向けての修復作業の記録がありました。
その中には耐震補強に関連するものもございます。
上部の鉄骨構造部の補強とその下の鉄筋コンクリート部の補強について写真と共にわずかではありますが紹介されていました。
鉄筋コンクリート部につきましては内部に20cm厚のコンクリートの増し打ちがされたそうです。
鉄骨部につきましては鉄骨の本数が増やされたそうです。
軽量化を図るために当初あったエスカレーターも撤去されたそうです。
現在でも見るからに頑丈にしか見えない約55年前の建造物でも、現在の耐震基準には達していなかったみたいです。
阪神淡路大震災でも目立った損傷はなかったそうですが。
耐震基準の改修についての大切さを改めて実感してきました。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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