HOME  >  ブログ  >  ショールーム | 美しい街並みは統一感が生み出すが、その統一感は技術力の低さがもたらしたら奈良の木の家工務店、輪和建設

2024.08.9

スタッフブログ

ショールーム

輪和建設、大工の國分です。

 

今の時代の街並みはまさしくショールームだなぁと常々感じています。

 

特に地方都市で感じるのですが、各々の建物がそれぞれ個性を発揮し、全体としての街並みは非常に無力な感じが漂っています。

 

きっとこれは技術が発達し皆んなが自分の好きなデザインの建物を好きに自由に建てれる様になったのが原因でしょう。

 

そして昔の建物の街並みは皆んなに同様な特徴があり、とても魅力的に見えます。

古いから良いと言うわけでも、今の建物が悪いと言うわけでもありません。重要なのは統一感の有無。

 

そしてその最たる原因はやはり昔は技術力が今より低かったからでしょう。建物の材料はそこらへんで手に入る木や土になりますし、そうなると雨に濡れるのは極力避けたいので、外壁を守るために軒の出は必然的に伸びます。また、台風や地震が怖いので建物のボリュームはずんぐりと低く広くなります。町屋は建物が密集してしまうので背が伸びてしまいますが。そうなってくると、勝手に街並み全体として統一感が生まれ、魅力的になるわけです。

 

自由に好きなデザインの建物が建てられるのは非常に良いことですが、皆んなが観光地に選ぶ場所やディズニーランドと行ったテーマパークを見て分かる通り、やはり統一感のある街並みが良いわけです。

 

技術力が発達した今、自分たちの意思でしっかりと考え、町並みとしての魅力を考慮し建物をデザインする必要があるのでしょう。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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