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2023.10.29

スタッフブログ

現場から

塗り壁と左官のこと

現場監督の植田です。この頃は秋というよりも、1日の中に夏と冬がある感覚です。

 

奈良市のリフォーム工事は木工事がほぼ完了し、内装工事に入っています。

左官屋さんにじゅらくの塗り替えと、和室の「綿壁」のじゅらく塗り替えをお願いしていて、現在は既存の上塗りを落とす「めくり作業」が進んでいます。

 

今回の工事で初めて「綿壁」にふれたこともあって、調べてみると左官屋さんが扱う材料の多さに驚きます。古民家で見られるような構造としての荒壁や、仕上げの土壁・繊維壁・珪藻土・漆喰等々。

また、ベストな状態で上塗りをするために、シーラーやパテ・下塗りの材料も必要です。

内装に限らず、外部では土間や基礎周りもあるので「三和土」「モルタル」等も加わってきます。

 

弊社では、新築の内装壁は漆喰塗り仕上げが標準なのと、リフォーム工事でも和室や真壁づくりに限らず、クロスをめくって漆喰塗りにすることもあり、左官屋さんにもいつもお世話になっています。

様々な材料を使い分け、塗り重ねる職人技はすぐにできるものではないものの、職人さんの数は減っているのが現状です。

 

日本の風土にあわせて発展してきた左官文化、廃れさせたくないなあと思うところです。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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