HOME  >  ブログ  >  荒壁パネル | 荒壁パネルは柔らかい耐力壁。昔の日本のお家は柔構造。、奈良の木の家工務店、輪和建設

2023.09.25

スタッフブログ

荒壁パネル

輪和建設、大工の國分です。

 

只今、古民家のリフォームに入っています。

 

ほぼほぼ躯体のみにまで解体しての

リフォームでかなり規模の大きいもの

となっているのですが、

この度、荒壁パネルという材料を使いました。

 

このパネルを用いて、指定の工法で壁を作った時、その壁は耐力壁となるそうです。

 

今の時代、耐力壁といえば、筋かいを入れたりと変形しないようにしないようにと作りますが、この荒壁パネルは変形し、粘りで地震の揺れなどに対抗します。

 

昔の家と今の家の大きな違いは

柔構造か、剛構造かです。

今の家は剛構造。

西洋の考えを含んでいます。

 

なので、日本ならではの柔構造の

古民家で筋交いを入れてしまうと

その箇所だけが異様に固くなり、

全体として逆に壊れやすくなってしまうそうです。

 

そのため、古民家のリフォームである今回は

柔かく粘り気のある荒壁パネルを採用したという事です。

 

部分だけ全く違うものにしてはいけないというのは、家だけに限らず色々な事に言えそうですね。

 

面白いです。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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