輪和建設、大工の國分です。

最近雨が多いですね。

梅雨入りしたと言われた時は

全然雨が降りませんでしたが、

梅雨が明けたと言われてから

本格的な梅雨が来た感じがします。

なんだか面白いですね。

私は雨は大好きなのですが、

皆さんはいかがでしょうか。

鬱鬱とした気になりますか？

それとも雨音に耳を澄ませて

雨の流れる模様に目を向けて

小雨に安らぎ、豪雨に胸高まりますか？

かつての日本の建築は雨を

ただただ拒絶するのではなく

上手く受け流す術がとられています。

ただただ防いで弾くのではなく

流し吸い放出する、そんな感じです。

ちなみに雨樋はとても便利ですが

雨好きの私からすると少し寂しいです。

流れる雨水が見えず、流れを完全に制御しきる感じが物足りないですね。

軒先から流れ落ちる雨水を家の中から見ることができたらどんなに愉しいでしょうか。

一部だけでもあえて雨樋をなくすのも面白いかもしれません。

縦樋に鎖樋を使うのもいいですね。

雨を愉しむ建築。素敵ではないでしょうか。

「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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