2022.07.9
スタッフブログ
古民家(伝統構法)の調査
輪和建設の星野です。
先日古民家再生総合調査を行うということで同行させていただきました。
古民家再生総合調査とは、
・古民家のコンディションが明確になる「古民家鑑定」
・ロボット調査により床下の状態が判断できる「古民家床下インスペクション」
・専用機械を用い伝統構法の耐震性能を判定する「伝統耐震性能評価」
の3つがあり、これらの内容がまとまったものが『古民家再生総合調査報告書』です。
(古民家再生協会HPより)
先日は床下調査と耐震診断を行いました。
床下調査(古民家床下インスペクション)は、床下点検ロボットを遠隔操作し調査をします。
昔ながらの伝統工法だと、石や風で飛んできたゴミ・動物の食事後などいろいろと落ちている土の上に束石があるためロボットの操縦が難しそうでした。またライブで見ることが出来るので、お施主も一緒に見て現状を知っていただけました。
耐震診断は、建物の外と2階に専用の機械を設置し調査を行います。
普通に生活をしていても気付かないですが建物は常に揺れていて、建物の揺れと地盤の揺れを機械でキャッチしどれくらいシンクロして揺れているのかを調査しました。
また屋根を調査するため、ドローンを使っての調査。こんなに近くでドローンを見たのは初めてだったので少し興奮しました。
屋根を見るのに下からだと限度がありますが、ドローンだと近くで見れるのでより正確に調査ができ、また機械自体も比較的小さいのでひとつあると便利だろなと思いました。
歴史ある建築物をこのようにひとつひとつ調査し評価し必要に応じて耐震補強を行い、少しでも多くの古き良き建築物を残したいとあらためて思いました。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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