HOME  >  ブログ  >  地鎮祭、上棟式、清祓祭 | 奈良の木の家工務店、輪和建設

2020.11.12

社長ブログ

地鎮祭、上棟式、清祓祭

家づくりには昔から神事にかかわることがあります。

まず最初に「地鎮祭」

 

工事の安全と無事に竣工すること、そしてその

土地の神様に家を建てることをお願いする儀式

です。

地鎮祭は地元の氏神様を祀っている宮司さんに

お願いするのがいいといわれます。

 

地鎮祭を行ってから実際の工事に着工します。

無事に棟木が上がれば「上棟式」です。

 

 

この上棟式に神主さんに来てもらうこともあり

ますが、工事関係者(大工さん)と施主さん

だけで行うこともあります。

これも神事の一つですが、工事関係者への労い

や近隣へのあいさつの意味合いもあります。

餅撒きをしたり、棟梁が御幣を持って踊るところ

もあるそうです。

 

 

いつも記念に施主さんに「棟叩き」をしてもらって

いますが、昔に何度か「槌打ちの儀」をしたことが

あります。

これも棟木を棟に収める儀式ですが、

「せん・ざい・とー」と大きな声で唱え

これに合わせて棟梁が「おー」と応じて棟木を3度

叩きます。

つづいて「まん・ざい・とー」と唱え

また棟梁が棟木を3度叩きます。

そして最後に「えい・えい・とー」と唱え

棟梁が棟木を3度叩きます。

「せん」は千「まん」は万「えい」は永です。

千年、万年、永久に安泰であることを祈願する儀式です。

 

最近はあまりしなくなったようです。

 

家が完成すれば「お引渡し」です。

 

 

お引渡しもテープカットをしてもらっているのですが、

「清祓祭(せいばつさい)」という神事もあります。

 

これはしてもらったことはないのですが、家祓い、

清祓いとも言うようで建物が完成してから行う神事

で工事中の穢れを除いて建物を祓い清める神事です。

 

新築工事にはたくさんの人がかかわります。

中には良くない「気」もあり、穢れとなって残っている

かもしれないので、その見えない穢れを払うための儀式

です。

せっかくの新築に良くない「気」が入ること自体が良く

ないことです。

もし、そこでいやいや仕事をしている職人さんがいたら

それは良くない「気」として残るかもしれません。

職人さんが気持ちよく仕事ができる環境も必要です。