HOME  >  ブログ  >  高気密・高断熱の家 昔は炬燵で団欒 |昔は炬燵と火鉢で団欒の場 奈良の木の家工務店、輪和建設

2023.12.12

社長ブログ

高気密・高断熱の家 昔は炬燵で団欒

平屋の家を新築させてもらっています。

今では一般的な高気密・高断熱の家です。

断熱材が入荷されたときは山積み状態でこれだけの量

の断熱材が使われるのかと改めて思いました。

屋根が150ミリ、土間が50ミリ、壁が90ミリの断熱材

を使っています。

もっと厚みのある断熱材を使っているところもあります。

 

外側にさらに付加断熱をするところもあります。

サッシもペアガラスに樹脂サッシまたは複合サッシは

普通になりつつあり、トリプルガラスを採用される家も

あります。

 

温熱等級も耐震等級と同じように数字を競うような状態

になっています。

数字で表記されるので理解しやすいです。

これから先はまださらに上の性能が要求されるように

なるかもしれません。

 

家が温かい、または暑くないというのは身体への負担も

軽減されます。

特に冬は家じゅうが温かいと動きやすいです。

 

しかしまだ昔ながらのあまり断熱性のない家に住んでいる

人はたくさんいます。

「冬はこんなもの」と思っている人もいます。

奈良県と言っても広いですが暑さ、寒さが中途半端なのかも

しれません。

東北や北海道のように寒ければもっと断熱性の優れた家が

普及しているはずです。

 

私の同級生で学生時代を北海道で過ごした人がいますが、

卒業して奈良に帰ってきて「奈良は寒い」と言ってました。

北海道は暖房や断熱が行き届いているんですね。

同じく北海道出身の方も「冬に炬燵に入って座り込んでいる」

なんて考えられないとも言われてました。

私はどちらかというと寒がりな方です。

11月になれば自宅では薪ストーブを炊いています。

 

子供のころは昔のことですから当然家は寒かったです。

暖房と言えば火鉢、炬燵、小学生になったころに石油

ストーブが出てきたように思います。

夜寝る時は行火を使ってました。

火鉢で火凝った豆炭を使った炬燵です。

寝る前に布団に入れておくのですが気持ちよかったです。

 

今でも炬燵を使っている家はあると思います。

炬燵にミカンは風物詩のようですが、昔は家族みんなで

炬燵に入ってテレビを見てました。

今思うといい家族団らんの場でした。

寒いのでいやでもそこにみんな集まりましたから。

 

家の断熱性が良くなってエアコンで十分温かくなると身体は

楽で開放的ですが、炬燵のようにみんなが一緒になる機会も

減ってきているのではないでしょうか。

家族のあり方は人それぞれですがこれも生活様式の変化なの

でしょうね。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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