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2021.08.31

現場から

焼杉

  1. 輪和建設の森下です。
  2.  橿原のリフォームの現場では、先日から外壁の焼杉を張っています。
  3.  この焼杉は、文字どおり杉板を焼いて作られます。その焼き加減だったり、焼いた上から塗装をしたりしたものもあり、それによって品番が異なってきます。また、焼いた後に一度削ったりすることで、表面のススがつきにくくなっているものもあるそうです。
  4.  焼杉の正面からは釘で止めることが多いですが、その釘も真鍮釘か黒く塗られた釘かに分かれます。また、今ではあまり使われなくなりましたが、和釘の一種で、頭巻釘(かしらまきくぎ)や巻頭釘(まきがしらくぎ)、替折釘(かいおれくぎ)なども古い建物では使われています。
  5.  僕は真鍮釘の光に当たるとキラキラ光る感じがとても好きです。ただ、反射して光るため、列が乱れてるとその乱れが目立ったりします。人によって揃え方は様々ですが、綺麗に揃えて打つことができたと思っています。筋肉痛になりながら何千本も打った甲斐がありました。
  6.  外部もいよいよ終わりなので、内部造作も引き続き頑張っていきたいです。

 

 


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