2025.04.1
現場から
土壁
戌亥です。
塀の修繕工事をしています。
最近では、アルミフェンスなどが主流ですが、今回は土壁で造られた塀の修繕工事です。
現況は土壁の上にモルタルを塗って吹付塗装がされている状態でしたが、土壁とモルタルの密着が剥がれ浮いている状態でした。

既存の塗装とモルタルを剥がし、土壁も部分的に浮いていたため、剥がしました。
土壁自体は130年ほど前のものだそうです。
外観は瓦などが交換されたりとしっかりと手入れがされているため、土壁の状態もよかったです。
剥離した土は再度、水と藁すさを混ぜて塗材として再利用をします。
解体した土のすべてが使えるわけではありませんが、エコな素材です。

練り直した土を壁に塗りつけている途中です。
白く見えるのはファイバーメッシュという網のような素材でひび割れや剥離を抑制してくれます。
昔は寒冷紗という麻を網目状に編んだものが使われていました。
この現場でも表面をめくった際に部分的に使用されていたものがでてきました。
一日目で既存の壁の部分まで厚みをつけることができればよかったのですが、下地が想定よりも傷んでいたため、2回に分けることにしました。
これはモルタルなどの最近の建材でもそうなのですが、一度に厚みを大きくつけすぎると割れたり剥がれたりといった不具合が出ます。
手間はかかりますが、一工程ずつ横着せずにしっかりと進めていきます。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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