2024.03.24
輪和の雑学
現場から
9段のぼりを1段あがる
こんにちは!
中島です。
先日、初めて階段の仕事を任せてもらいました。
大工さんに原理を教えてもらい、
「あとは悩め!自分で考えて、悩んで、やらな覚えへん!」と言われ、材料を渡さされました。

蹴上は200以下と指定があり、昇りはじめの位置の目線の高さぐらいに梁があります。
材料の寸法と蹴上、踏面、流れをイメージしながら考えます。
蹴上は200以下指定なので、段数は自ずと決まります。今回の場合は段板8段の9段あがりの直階段です。
踏面を大きくとり、角度を緩くすれば昇り降りしやすい階段になりますが、昇りはじめには梁がいるので、あまり緩くはできません。
変えられない条件から全体のバランスをイメージしつつ、墨付けスタートです。
墨付けの日はたまたま現場には僕1人で、心細いですが進めます。

墨が終われば、親板の元末を刻んで仮合わせしてみます。
計算で寸法は出ていますが、現場で合わせて癖を微調整するのと、もしも何かしらが間違っていたまま進めていたら、その後やった仕事が全部水の泡になってしまいます。合っているはずなんですが、刻んで実際に合わせてみるのは緊張の瞬間でした。
無事に掛かり胸を撫で下ろします。
癖も取り終えたので、段板の掘り込みを刻んでいきます。

蹴込板はなしのスケルトン階段。
蹴込板の分仕事は減りますが、刻み方の関係で少々手間が食います。
あらかたは機械でとり、最後は手作業で仕上げます。砥いでおいた刃物が活躍してくれました。
手鉋で仕上げをかけて、組み立て開始です。


片側ずつ組んで、挟み込みます。

埋木して完成です。
古い松梁に合うかなと埋木の色を変えてみました。丸よりも四角の方が栓っぽさが出ていいかななんて考えて。

いい仕上がりになったと思います。

通してやってみて、学びがたくさんありました。やらないとわからない事ばかりです。
大工の階段の一段目には上がれた氣がします。
機会を与えてくださりありがとうございました!
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
奈良・大阪・京都他で注文住宅の新築、リフォーム、古民家再生、古民家リフォームの施工事例はこちら↓


