2019.03.7
現場から
水煙
輪和建設の中西祥人です。
昨日、薬師寺に行ってきました。
本日まで薬師寺では東塔に使用される水煙が一般公開されていました。
水煙とは塔の頂点に立っているものです。
今回の修繕で新しいものが着くのではなく、再度同じものが使用されます。
大規模修繕と聞くと新しい材料をふんだんに使い、キレイに色付け等がされるイメージですが、東塔の修繕ではできるだけ現在使われている材料を再利用するよう心掛けているそうです。
古い木材を新しいものに変えたほうが長持ちするような気がしますが、今まで行われてきた修繕のなかでも取り替えた木材が取り替えていない木材よりも先にダメになってしまったりすることが多いそうです。
住宅も同じように古いから、手間がかかるからといって捨てるのではなく、再利用できるものを長く使ってもらえるよう工夫していかなければならないと思います。
水煙の写真はブログ公開していいものなのか判断ができなかったので、気になる方は調べてみてください。