2021.10.13
古民家ブログ
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古民家リフォーム見学会
古民家のような昔の家は写真のように1階部分が板貼り
で2階は真壁で漆喰仕上げという家がよくあります。
現代では全体に吹き付けかサイディングです。
現代の家も防水性に優れたいい材料がありますが、昔
はこれでも十分でした。
しかも結構長持ちしています。
実際は板の隙間や漆喰と柱の隙間から雨水は進入していた
はずですが、土壁なので室内まで入ってくることがなく、
自然と乾燥していたと思います。
しかし、現代のように乾式の材料では雨水が侵入すると
躯体の中にたまったり室内の仕上げに影響を及ぼしたり
して、クレームの対象になってしまいます。
今回この家をリフォームさせてもらいました。
完成ですが、1階部分は透湿防水シートの上に焼杉、
2階部分はモルタル仕上げに吹き付けになっています。
これで雨水の侵入は防ぐことはできます。
リフォーム前の2階です。
2階の床を取り払って吹抜けにしました。
リビングダイニングです。化粧の丸太は表しに
して天井は杉の羽目板貼りです。
もうすぐ完成です。
建て替えを勧められたそうですが、リフォーム
させてもらいました。
伝統工法の家ですが、耐震補強もしています。
10月23日・24日に完成の見学会をさせてもらいます。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった木の家づくりをしています。
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