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2021.10.1

古民家ブログ

社長ブログ

古民家と現代の家

 

 

 

 

 

 

 

 

古民家というと通り土間や板の間、縁側が特徴です。

そして、軒の出の大きな屋根や長い庇です。

現代の家にはあまりないものです。

通り土間は農家に多く、私の実家もありました。

そして、土間に接して和室より一段低いところに

板の間がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機能的な面で言うと通り土間は農作業をして帰ってきても

そのまま家の中に入ってくることができて、竈のある土間

で食事ができます。

板の間は私の家では夜食の時にそこに卓袱台を置いて食事

をしてました。

 

大きな屋根や長い庇は夏の直射日光を遮ってくれてます。

そして雨の多い日本では必要なものでした。

縁側は外回りに設けることで暑さ、寒さを和らげる緩衝地帯

にもなっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、昔の家では板の間や広い土間、縁側は道具の手入れ

や食べ物の加工、養蚕といった生産活動をするための空間で

長い庇は雨の日でも作業ができるように造ってあったのが現実

なんでしょうね。

そう考えれば生活のための現代の家とは造りが違うのもわかります。

 

ある学校で「家の中で一番印象に残っているところはどこか」

というアンケートを取ったところ「縁側」と答えた人が多かっ

たそうです。

おそらく田舎に帰って経験したのでしょうか。

 

縁側と言えば冬は日向ぼっこ、夏はそこでスイカを食べた思い出

があります。

土間や板の間は今では必要ないかもしれませんが、縁側は残って

もいいと思います。

それと庇や長い軒の出は日本の家らしくていいですね。

 


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