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2021.09.19

古民家ブログ

社長ブログ

床下

今日は、リフォームの現地調査でした。

築90年ほどの古民家です。

この築年数ですから伝統工法の家で、束石の上に柱が

立っている伝統工法と言われる家です。

伝統工法の家は比較的長持ちしますからこれからも

しばらくはリフォーム工事は続くでしょうね。

 

話は変わりますが、

ちょっと興味をそそられて「日本の心の教育」という書籍

を購入しました。

まだ読み始めたばかりですが、皆さん「さようなら」という

言葉の意味判りますか。

ある学校で外国人教師が日本の先生に尋ねるのですが、誰も

わからなかったそうです。

改めて訊かれると私もわかりません。

調べてみると「チコちゃんに叱られる」という番組で取り上

げられたようで、視聴された方はご存じかもしれません。

英語でいう「GOOD BYE」は「神はあなたのそばに」ですが

「さようなら」はどんな意味があるのか。

「さようなら」は「左様であるならば」→「そういうことで

あるならば」という後ろに文章をつなぐための接続詞なんだ

そうです。

ところが、竹取物語や源氏物語では別れの場面に使われていて

「別れの言葉」というイメージが出来上がったそうです。

ですから「さようなら」は後に続く言葉が省略された形です。

そこからいろんな意味を含む別れの言葉になりました。

「今までこうだったから『そうであるならば』この先こうしよう」

という意味を込めて使ってきたようです。

例えば、

「今日も一日元気に過ごすことができました。さようなら

(それならば)、明日も元気に過ごしましょう」

というように「さようなら」には「この先もきっと大丈夫」という

思いが込められているということです。

 

「さようなら」とは違いますが、

学生時代に私は関東で生活していましたが、当時、友人が「関西では

子供が学校へ行くとき母親は子供に『はよ(早く)お帰り』というのか」

と聞いてきました。

そういえば確かにそうでした。私の家では『はよ 帰りや』でした。

関東では『行ってらっしゃい』みたいですね。

関西の方が気持ちがこもっているというか、帰りを待つ表現に対して

『行ってらっしゃい』は単に送り出す表現になりますね。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった木の家づくりをしています。
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