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2024.06.4

古民家ブログ

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古民家をリフォームするには・・・

古民家のリフォームが多いです。

全国的なブームかと思います。

どうしてここ10年位で人気が出てきたのでしょうか。

20年ほど前は自然素材の家が流行りました。

当社もその時流に乗った工務店です。

シックハウスがきっかけだったように思います。

古民家もちょうど10年位まえに取り組み始めましたが、

当時は今ほどではなかったと思います。

リフォームというと住まいが対象でしたが、いまは

カフェやお食事処などの店舗、民泊として活用する人

も増えました。

 

今では古民家という言葉も当たり前のように流通して

いますが、定義はあまりはっきりしていません。

しいて言えば建築基準法が施行される以前の家、現在

の在来工法ではなく伝統工法と言われる組み方をして

いる家が古民家というのが一般的な意見です。

建築基準法が施行されてからも伝統工法の家は建てら

れていました。

私の実家もそうなんですがお蔭で今もたくさんの古民家

が残っています。

 

住まいと言えば電気や水道も必要ですが、古民家は現代

のように電化製品も少なく、設備も大したものはありま

せんでしたから大した工事はしていません。

基礎もないですから主に大工さんと左官屋さんと屋根屋

さんがいれば造れたのではないかと思います。

 

 

実際リフォームにしても現代のことですから電気屋さん

と水道屋さんは要りますが、まず大工さんと左官屋さん

は外すことはできません。

あとは木さえあればなんとかなります。

現代のように新建材を使う必要はありませんし、自然の

ものですから廃番や生産中止といったこともなくいつで

も手に入れることができます。

 

古民家のリフォームは高額になることが多いです。

これはどこまで施工するかにもよりますが、左官や大工

さんのように手間の掛かる仕事が多いのも原因です。

また家が大きいので施工範囲が広がります。

そこへ今の人はいい住宅設備を選びます。

現代の住宅設備は高いです。

もっと質素なものでもいいと思うのですが現代は女性の

意見が決め手となります。

 

 

木材は家の構造です。

ウッドショックの影響もありさぞ木材費が占める割合は

高いだろうと思われがちですが、実際は建築費の10%か

ら20%一方設備費は20パーセントを超えるといわれます。

設備は取り換えることができますが、

構造材を取り換えるのはたいへんです。

どこお金をかけるかはよく検討すべきかと思います。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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