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2024.02.24

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古民家の改修が終わりました

今年はいきなり能登半島の震災から始まりました。

現代の新築住宅はある程度の耐震性を確保される

ようになってきています。

2018年時点で戸建て住宅の総戸数は約2880万戸。

そのうち1970万戸が1981年以降の「新耐震基準」

を満たすされています。

新耐震基準では震度6強程度の地震に耐えられるとされて

います。

耐震改修する時もこの新耐震基準を満たしているかどうか

で改修の程度は変わります。

そして残りの約900万戸は1981年以前に建築されて

います。

この旧耐震基準では震度5程度の中地震しか考慮されていま

せんでした。

しかし、現行の「2000年基準」は新耐震基準に加えて地耐力

に合わせた基礎の設計や耐力壁の配置バランスなどが求めら

れています。

そして耐震等級という建物の強度を示す指標が制定されました。

等級は1から3まであります。

等級2は等級1の1.25倍、等級3は等級1の1.5倍の強さとされて

います。

等級1はあくまで最低限の基準です。

熊本の震災では等級3は必要と言われました。

耐震に関してはその後の大きな改定はありません。

新築される場合は等級3は確保するようにしておくべきですね。

 

昨年の4月から施工させてもらっていた古民家の改修が

やっと終わりました。

かなり大きな家だったのでほぼ1年がかりでした。

打合せの当初は建て替えるべきかどうかかなり迷われた

ようですが、改修することになりました。

大きな差鴨居やケヤキの大黒柱など今では使われない

構造材がたくさん使われています。

耐震補強と断熱対策もさせてもらいました。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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