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2023.01.21

古民家ブログ

社長ブログ

古民家のリフォーム 薪ストーブがあれば

古民家のリフォーム工事をしています。

築100年を超えるような古民家はたくさんあります。

しかし建築当初のままということはめったになく、ほとんど

の家が何度かのリフォームを繰り返しています。

そのリフォームの仕方によっても作業の内容は変わります。

可能な限り構造材や土壁を傷めていない状態の家がリフォーム

しやすくなります。

 

リフォーム工事は古民家に限らずどこまで手を加えるかで

施工費は変わります。

そして使う材料にもよります。

単純に改装するだけのリフォームもあれば設備機器を入れ

替えるだけのリフォームあります。

しかし古民家の場合は大掛かりになることが多いです。

間取りの変更から断熱や耐震といった工事になること

が多く、構造材の取替は普通にあります。

こちらの家は床の間のある和室でしたが、解体してみると

黒く煤けた天井が出てきました。

あとから和室を造られたようです。

畳の床下地も根太よりも太い木を使っていますが、間隔は

広く製材されていない丸太に近い木材です。

床、壁、天井の解体がほぼ完了しました。

前のリフォームで造ったあった和室の仕上げを取り払えば

古民家そのものです。

真ん中に石が積んでありますが、おそらく囲炉裏の跡です。

蚕のための囲炉裏かもしれませんが、確かなことはわかり

ません。

床組みを新しく施工し始めたところです。

 

古民家は長持ちしている家が多いです。

シロアリや雨漏れなどの被害がなければ木材自体は200年

でも300年でも持ちます。

気密性のというものはありませんから結露はありません。

お風呂などの水回りは別棟で造られていることが多いので

母屋に湿気が回ることがないので長持ちしています。

床組みは長年の地面からの湿気もあってやり替えることが

多いですが他は傷んだ構造材を取り替えたり、柱や壁を

補強することでこれからも現代の家と同じくらいは持って

くれると思います。

古民家の改修は本当に多くなりました。

また薪ストーブも人気ですね。

古民家と薪ストーブは合います。

土壁は蓄熱性がありますから相性がいいです。

高気密、高断熱に改修することは難しいですが、薪ストーブ

があれば暖かく過ごすことができます。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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