2018.12.22
古民家ブログ
鑑定・床下診断・耐震診断
今日は、吉野で床下診断と耐震診断をさせてもらいました。
こんな幟もあります。
床下の空間が低くて、人ではちょっと無理そうです。
床下の状態をパソコンの画面で確認できます。
施主さんも一緒に興味深そうにご覧になっています。
床下が低くて通気が悪いためか若干の蟻道が見受けら
れました。
腐朽箇所もところどころにあります。
意外なところで、給水管からの水漏れも発見できて早め
に対処できそうです。
耐震診断の感振機です。
1台は2階の床や小屋裏に設置し、もう1台は地面に設置
します。
地盤は感じ取ることはできない振動をしています。
その振動に対して家がどのように揺れているかを測定し耐震性
を測るものです。
波形を見ることでこの家が伝統的な構造の建物か、在来工法の
建物かをある程度判定できます。
今回は静かなところで、地盤の震動もごくわずかでした。
速報ではやや耐震性に劣るようです。
こちらの家では、古民家の鑑定と床下診断、耐震診断をセット
で行わせてもらいました。
家の程度や床下の状態、耐震性を確認することができます。
この調査で、防蟻処理の必要性の有無や耐震性の程度により
耐震改修計画を建てることができます。