HOME  >  ブログ  >  ひかりつけ | 奈良の木の家工務店、輪和建設

2019.01.27

古民家ブログ

ひかりつけ

IMG_20190126_104557.jpg

デコボコの石の上に木の束を建ててあります。

石の形に合わせて木を削り合わせています。

いびつな形の二つのものをピッタリくっつける作業の

ことを「ひかりつけ」と言います。

IMG_20190126_104609.jpg

これは石と木をぴったりくっつけていますが、木と木の

場合も同じで丸太のように丸い面に四角の木をつける

場合も同じです。

たいへん手間のかかる作業なのでこの仕事を見ると丁寧

な仕事をしていると察しが付きます。

これは縁側の沓脱石です。

石と木で言うと床下の大引きを支える束と石もそうです。

丸く盛り上がった石に木をぴったりとくっつけるのは数が

多いだけに大変ですが、丸く盛り上がった石を使うと湿気

などがたまらなくて木の束が長持ちします。

さすがに、床下の束をここまで細工してあるのは今まで見

たことはありませんが。