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2019.03.1

古民家ブログ

雨落ち

「雨落ち」というものがあります。

現代の家ではめったに見ることはありませんが、

昔の家には時々見られます。

雨落ちというのは雨だれの落ちるところで、雨打ち

とも言います。

昔の家には樋というものがなく、屋根に降った雨は

そのまま地面に落ちるようになっていて、そのまま

では地面が掘られたりそのハネで壁を汚すので溝を

掘って玉砂利などで雨水を受けるようになっています。

現代のグレーチングのようなものです。

敷地に余裕があって、落ち葉などで樋が詰まりやすい

ような家に有効です。

濡れると黒い玉砂利がきれいです。