新築させていただいたご縁のある澤田さん。
教員を退職後、ご自宅で学習塾を開講。現在は発達障害など生きづらさのある子供たちが通っているそうです。
その他、奈良教育大学ラグビー部監督や里山再生ボランティアもされています。

－　奈良志誠館はどんな塾ですか？

－　塾を立ち上げたきっかけは？

以前は公立学校の教師をしていました。そこでは学級担任の他にも特別支援学級を受け持っていましたが、生きづらさのある子供たちとその家庭に対する学校教育の中での支援に限界を感じ、退職しました。
在職中に行っていた発達障害の勉強会でのご縁もあり、塾を立ち上げるにいたりました。

－子供たちの特性に合わせてどんな点に気を配っていますか？

まず一番はリラックスさせてあげることに注力します。
発達障害のあるお子さんは学校の中では極度に緊張しているか、逆にリラックスしすぎているかのどちらかです。目に入る色々なものが気になる。例えば学校の黒板の上に学級目標が書いてあるとそれが気になって集中できない。なので目に入る情報を少なくしています。
それと今から何をするかが分からない、それを不安に感じるので、今日やることを明確にしてあげる。そうすることで集中して勉強に取り組むことができます。

－　やりがいは？

勉強が分からない、先生の言っていることがわからない、学校にも行きたくないという子がいました。私のところに通うようになって漢字が書けるようになり、算数も非常にできるようになりました。勉強ができるようになってくると、顔つきも変わって学校に行けるようになりました。
私は医者ではないので、見てあげられるのは勉強面になります。発達障害があっても、決して勉強ができないわけではなく、子供たちも勉強をできるようになりたいという気持ちを持っています。そこを引き出して伸ばしてあげることで子供たちに変化が生まれ、親御さんも安心する。それがやりがいです。

－　塾以外にも色々な活動をされているんですね。

奈良教育大学ラグビー部の監督や里山再生ボランティアをしています。

ラグビーは藤原一人前監督とのご縁で就任しました。2023年シーズンにCリーグに昇格しましたが、2024年シーズンは部員が足りずに試合機会に恵まれませんでした。幸いOBとのつながりがあるので、学生を社会人リーグに登録して活動できるようにしています。

また奈良県内に女子ラグビーのクラブチームを立ち上げる準備をしています。奈良ラガーブルースという名称は決まっています。ジュニアのタグラグビーの盛り上がりや部活動の地域移行などの流れも相まって、ラグビーの裾野を広げたいと思っています。

里山再生ボランティア「奈良・人と自然の会」は平城山駅から徒歩5分の場所にベースキャンプがあり、グループごとに竹林整理や枯木の伐採、薪の販売、遊歩道の整備、しいたけ栽培、近隣の小学生向けのネイチャー教室等の活動をしています。私の所属は環境整備活動がメインで、唯一お金を生み出さないグループですが、縁の下の力持ちが好きなメンバーが集まって活動しています。

－　今後の目標はありますか？

目下の一番の関心事は認知症の母のことです。できる限り自宅で過ごさせてあげたいと思っています。塾の方はできる範囲でやりたいと思っていますが、お子さんや親御さんからの要望があれば、少し無理してでも対応してしまいます。

お子さんのことで心配事がある方はぜひ一度私に相談してください。

元教員の仲間で就労に特化した放課後デイを開設している人もいます。

小中学生の間に工夫をした指導をしても、社会に出るときに壁にぶつかるという残念なことが起こります。送り出して終わり、ではなく就労までつなげていく出口の部分が大事だと思うので、連携を強めていきたいと思っています。

お子さんの生きづらさ学びづらさを減らしたい

幼児から高校生まで安心して学べる塾

奈良志誠館

開講　火・水・木・金(夕方～)

土(午前)　　※応相談

〒630-8108

奈良県奈良市法蓮佐保山3-8-12

070－5261－5941

「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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