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2020.10.27

家づくりのこと

社長ブログ

二回目の家づくり

昨日は新築の家の着工式をさせていただきました。

施主さんは、25年ほど前に当社があるメーカーの

仕事をしていたころに下請けとして家を建てさせ

てもらった方です。

 

当時のことを施主さんが覚えてくださっていて、

今回直接家づくりをさせていただくこととなりま

した。

「大工さんが本当によくやってくれたから」とい

うのが理由です。

ハウスメーカーも検討したけれど直接施工してくれる

工務店に頼もうとなったそうです。

施主さんからそう思っていただけるというのは本当

にありがたいですね。

 

一生に2回家づくりができるというもめったにないこと

ですが、同じ施主さんの家づくりを2回させていただく

こともめったにないことで大変ありがたいことです。

家づくりというと一生に一度あるかないかの大きな

出来事ですが「家は3回建てないと理想の家にならない」

とも言われます。

3回も家を建てられる人なんてめったにいませんが、

家を建てる人はほとんどの方が家づくりの素人です。

建ててみて「ああしとけばよかった」「これは失敗だ

った」などは普通にあると思います。

家づくりを繰り返すことができるならばより理想には

近づけるでしょう。

しかし本当に後悔するのは「資金計画」だともいわれます。

 

仮に家づくりをたくさんしている工務店の人が建てても

そう簡単に理想の家づくりはできません。

 

普通は家づくりをしてからの人生と言えば

夫婦二人で生活を始める

子供と一緒に暮らす

子供が自立する

老後の生活

とライフスタイルが変化していきます。

暮らす人数も変われば部屋の使い方も変わります。

また時代の変化は激しいもので家の性能もここ数十年で大きく

変化しています。

度重なる震災による耐震性能、猛暑やヒートショックによる

断熱性などを求めてリフォームする人もいます。

 

「家は3回建てないと・・・」にこんな解釈が掲載されてました。

後ろに「そして土地は広いほうが良い」とも書かれています。

 

1回目は、結婚後の夫婦ならば二人だけの生活なので簡素な住まい

で十分。土地だけは少し広めに買ってそこの新居を建てる

2回目は子供が生まれると子供中心の生活に変わるので増築して

部屋を増やす

3回目は、子供が巣立ってまた夫婦二人だけの生活に戻る

そうなると大きな家は掃除や管理が大変なので小さな住まいに

建て替える

 

なんだそうです。

確かにそれがいいかもしれません。

しかし、現代に当てはめると

1回目は賃貸でいいのではないでしょうか。

実際、ほとんどの人がそうだと思います。

2回目が本当の初めての家づくりになります。

小さな住まいを建ててから増築したくても家づくりの基準が

どんどん変わってきているのでそう簡単に増築はできません。

一般的な地域で「10㎡以内の増築ならば申請しなくても可能」

といった制度はありますが。

3回目、これはいろいろあると思いますが、ほぼリフォームで

済ませることが多いと思います。

しかしなぜか小さな住まいにする人はあまりいません。

 

古くからある「言い伝え」や「口伝」はなるほどと思うこともあれば

現代には当てはまらないこともあります。