2023.10.13
家づくりのこと
耐震診断、耐震補強のこと
設計の小林です。
子どものおもちゃ等が散乱してルンバが行き場を塞がれていましたが
先日1kg以下のスティッククリーナーを購入して家事レベルがアップしました笑
最近は着工に向けて忙しくさせて頂いております。
着工してしまえば、ひと段落つくのですが
それまでに揃える図面、お打合せが多く、いろいろと考える部分があるので夜もなかなかゆっくり寝れないほど緊張感のある時期です。
夢の中まで仕事をしていたりするのですが、朝起きると作業が進んでいないのでちょっと残念な時もあります笑
間取りを考えている際には、夢で良いアイディアが出てくることもあり朝起きてメモをとったりしています。面白いですね。
もうすぐ着工させていただく、築100年ほどの古民家の改修では、耐震補強で3種類の構造計算を行いました。
1つは一般的な耐震診断法による計算(一般診断と精密診断の2種)、限界耐力計算です。
3種類必要になったのは、当初限界耐力計算で耐震補強計画を検討していましたが、耐震補強の補助金を得るために別途耐震診断による検討した次第です。
家の強さを測る物差しが色々あり、一般の方からすると計算方法が違うとどうして結果に差が出るのか分からないという方が殆どと思います。
古民家の特性を加味できる限界耐力計算が民家が持っているの強さを全て計算できるかと問われるとそうでもないのが実情です。
耐震診断で評点1.0なら大丈夫、評点0.99ならダメといったことでもないように思います。
家の骨格に使われている材料の太さや状態、家の構造的な造り方に無理がないか、数字上に表れてこない部分も大切だと思います。
一か所に強すぎる壁が来ることでまわりの壁柱、基礎に影響が出てしまうこともありますので、慎重になります。
解体後に想定していた構造と差異がないか確認して、図面通り施工していただいて、やっと一息できます。
まだまだ緊張感が続く日々ですが、慎重に気を抜かず取り組みたいと思います。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
奈良・大阪・京都他で注文住宅の新築、リフォーム、古民家再生、古民家リフォームの施工事例はこちら↓