HOME  >  ブログ  >  伝統構法の家と在来工法の家 どっちがいいですか |伝統工法の方がいいと思っている人が多い 奈良の木の家工務店、輪和建設

2026.10.20

木の家づくりのこと

古民家のこと

伝統構法の家と在来工法の家 どっちがいいですか

もう今年も10月も半ばを過ぎました。

残すところ2か月半ほど、1年が経つのが早いです。

あの焼けるような夏の暑さが嘘のように涼しくなりました。

もうしばらくすればまた寒い、寒いとなるのでしょうね。

リフォーム工事は古民家が多いのですが、お問い合わせの中

には築年数が経っていたら伝統構法だと思っている人もいます。

伝統構法の家がいいんでしょうか。

そういえば中古物件でも在来の家よりも伝統工法の家がいいと

言う人もいます。

今ではぼ建てられない家なので憧れるのかもしれません。

よくリフォーム工事をさせてもらいますが、同じリフォーム

でも伝統構法の家よりは在来工法の家の方が安く済むと思います。

壁が土壁というだけでも施工に手間がかかります。

改修するにしてもクロスより漆喰や聚楽といった左官仕事が多く

なります。

耐震も合板を貼って壁を増やせばいいというわけにはいきません。

また断熱となるとどこまでするかの判断に迷います。

古民家によく使われている曲がった丸太の梁です。

古民家に限らず昭和の中頃くらいまでは小屋裏によく使われました。

私の家にも不釣り合いなくらいに太い丸太の梁が掛かっています。

昔の大工さんの流儀でしょうか、確かに瓦屋根の荷重がかかりますが

そこまで太い梁は必要ないと思いますし、高いところに重い梁は

却って耐震上不利です。

写真のように根元で急に曲がった梁のことを「鉄砲曲がりの梁」

と言いました。

荷重を受けるために梁は上に反った形で設けられますが、東北など

雪の多い地域では同じ使い方をすると上から荷重がかかった時に外

に広がる力がかかり柱が外に広がって危険なので下向きに反らせて

架けてあるそうです。

そう聞いたのですが、東北の方どうですか。

当社は今でも大工さんが墨付け、手刻みをしていますが材木も扱い

やすくなりました。

全てがモルダーで正角に仕上げられて届きます。

昔は柱も1本ずつ大工さんがプレーナーで仕上げてました。

また真壁の部屋がたくさんあって柱は材木屋さんに行って選んでました。

柱のランクも今では1等、上小、無地くらいになってしまいましたが、

真壁の和室に使う柱は1面無地、2面無地、3面無地と細かく分かれてました。

無地の面が多いほど高価なのでどこにどの柱を使うかを選んでました。

それだけ一軒、一軒手間が掛けられてました。

古民家と言われるような家はほとんどそのように建てられていると思います。

今ではほとんどの家がプレカットですからそんな作業は皆無です。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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