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2025.04.22

輪和の雑学

伝統を守る人たち

設計の千葉です。

 

数か月前、差し入れで”デラックスケーキ”というお菓子をいただきました。和歌山県紀伊田辺にあるお店のお菓子です。

美味しかったことは記憶しているのですが、それ以上に”デラックス”な”ケーキ”というネーミングの方がインパクトに残っていました。

 

それからしばらくは、そのお菓子の存在について忘れていましたが、最近私が読んだ本の中にそのデラックスケーキが登場し、ふとその味を思い出しました。

 

 

甲斐 みのりさん著 旅の楽しみ という本です

 

この方の著作として「歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ」という本があり、この本をもとに「名建築で昼食を」というドラマが放映されていました。ちなみに、この本はずっと気になっていたのですが、私はまだ読んでいません。

 

この著者がデラックスケーキのファンで、行きたくてもなかなか東京から紀伊田辺まで足を延ばすことが出来なかったそうなのですが、デラックスケーキについて発信するうちに、紀伊田辺の方から講演会の依頼があり、それ以降幾度となくその地を訪れるようになったそうです。

 

この「旅の楽しみ」の中では、そのほかにもいろいろな地を訪れ、その地の伝統的なもの、例えば岐阜の美濃和紙や三重の伊賀組紐、長野の松本民芸家具や宮城鳴子等東北地方のこけし等の伝統工芸品について、あるいは静岡おでん(著者の地元の料理)について、そのルーツや現在の状況、そして現在携わる方々の事について書かれています。

とりわけ、こけしについての作り手とオーダーをするお客様のやり取りの仕方にすごくほっこりとした印象を受けました。コレクターの方はわざわざ作り手の方に直接自宅兼作業場を訪ねて依頼をし、また、作り手の方は訪ねてこられたお客様をお茶でおもてなしながらいろいろと話をして交流するそうです。そうすることにより、出来上がった作品にその作り手の方の人柄が紐付けられて記憶にも残るようです。ちなみに、直接依頼を受けれるような作り手の方は、依頼を受けてから作るために在庫はほぼ抱えていないそうです。

 

私も、お客様と親近感を深めつつ、出来上がった家に住まわれる方に、ふとあの方が携わってくれたんだなと思いだしていけるように出来ればと思っております。

今度遠いのですが、紀伊田辺にも訪ねてみようと思います。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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