2023.10.1
スタッフブログ
社員研修〜法隆寺と大工〜
現場監督の植田です。秋晴れが爽やかで思わず空を見上げてしまいます。
先日社員研修として、斑鳩遊学プロジェクト主催の法隆寺世界遺産登録30周年を記念したイベントに参加してきました。
法隆寺をはじめ日本の寺社建築について、歴史・文化的な視点はもとより、特にその改修・復元に貢献してきた大工の視点から考えることができ、日本の木造建築に伝わってきた「木を活かす」という「木と人と建物」のあり方について、今一度釘をさされたような気持ちです。
また、法隆寺や薬師寺改修の棟梁を務めた宮大工、西岡常一さんの生前の姿や仕事ぶり・言葉をドキュメンタリー映像と、弟子の小川三夫さんのお話から触れることができました。
手がけた建物が携わった後も千年以上残るようにという建物への想い・木の育った場所から木の性質を見定め適所に使うという木への想い・自分まで受け継いできた技と心を次の世代に伝えていこうという大工への想い。
社寺と民家の建築ではお互いの異なる部分を挙げられることが多いですが、社寺から民家へ伝わったこと、社寺と民家で変わらないことを失ってはいけないな、としみじみ思います。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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