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2018.07.11

社長ブログ

安全大会 救急救命

 

今日は、協力業者の会「和みの会」の安全大会を開催させて

もらいました。

実際の災害事例の報告、安全パトロールの報告、そして消防署

の方による「救急救命」の講義でした。

「AED」皆さんもご存知と思います。

自動体外式除細動器のことです。

知ってはいても実際にこれを使った人はあまりいないかと思います。

この使い方についての実技講習でした。

実際に目の前で人が突然倒れたら・・・・・

なかなか冷静に行動できるものではありませんが、まず「大丈夫ですか。

どうしました」声をかけること。

そして救急車を呼ぶ、または呼んでもらう、それと「AED」を探してもらう

そして呼吸の状態を確かめること。

シャクるような呼吸の場合、心臓が正常に動かず細動(細かく痙攣)している

可能性があります。

救急車が来るまで人工呼吸「胸骨圧迫」を繰り返すこと。

DSC_0288.JPG

参加者全員で体験用の用具を使って人工呼吸をしてもらいました。

両腕を使って体重をかけて押すことを繰り返します。

心臓というと胸の左側にあると思いがちですが、胸の中心です。

1分間に100回程度、5センチくらい押し下げます。

脳に血流が巡るように心臓を圧迫するのですから、かなり強く押さなければ

なりません。

女性などでは肋骨が折れるのではないかと思うくらいです。

「AED」は電源を入れると(自動的に電源が入るものもある)

電極パッドを胸に張り付けるように音声案内が流れます。

この間も人工呼吸は続けます。

貼る場所は明記されています。(左胸の上と右の脇腹 心臓を挟むように)

自動的に心電図の解析が始まります。

電気ショックが必要な場合は、離れて放電ボタンを押すようにアナウンス

されるようになっています。

人口呼吸に夢中になっているとアナウンスが聞こえません。

この器具には使用時の周りの音声が録音されるようになっています。

実際に使用時の音声が再生されましたが、周りの人たちが動転していて

アナウンスさえ聞こえないような状態でした。

本人に声をかけてあげることは大事ですが、それ以外は静かにしないと

どう使っていいかわからなくなります。

日本では救急車が現場に到着するまで平均で約8分かかるそうです。

1分経過するごとに救命率は10%低下するそうです。

人工呼吸で血流を確保してあげる、AEDを使って心臓を正常な状態にして

あげる。そうすれば救急車が来なくても人命を救助することができます。

冷静に行動できるかどうかはわかりませんが、少しでも役立てばいいですね。