2019.01.27
古民家ブログ
ひかりつけ
デコボコの石の上に木の束を建ててあります。
石の形に合わせて木を削り合わせています。
いびつな形の二つのものをピッタリくっつける作業の
ことを「ひかりつけ」と言います。
これは石と木をぴったりくっつけていますが、木と木の
場合も同じで丸太のように丸い面に四角の木をつける
場合も同じです。
たいへん手間のかかる作業なのでこの仕事を見ると丁寧
な仕事をしていると察しが付きます。
これは縁側の沓脱石です。
石と木で言うと床下の大引きを支える束と石もそうです。
丸く盛り上がった石に木をぴったりとくっつけるのは数が
多いだけに大変ですが、丸く盛り上がった石を使うと湿気
などがたまらなくて木の束が長持ちします。
さすがに、床下の束をここまで細工してあるのは今まで見
たことはありませんが。