2019.04.19
社長ブログ
畳とは
縁側に畳を敷いています。
施主さんはフロアーなど硬い感触が苦手なんだそうです。
確かにこんな使い方もありだと思います。
畳と言えばどこの家もあまり使わなくなりました。
中国あたりから伝わってきたものかと思ってましたが、
畳は日本古来のもののようです。
昔は畳は高級品だったといいます。
鎌倉時代の絵巻物「北の天神縁起絵巻」には長者の家が火事
になっている絵があってその混乱の中、畳を抱かえて走って
いる人が描かれているそうです。
それほど高級品だったんですね。
当時は畳と言っても「置き畳」で部屋一面に敷き詰められては
いません。
持ち運びをして使われていたようです。
今のように固定して使われるようになったのは室町時代らしく、
今でいう「座敷」は畳を敷き詰めた部屋という意味です。
そこで「畳のヘリを踏んではいけない」と言われたことはあり
ませんか。
昔は畳のヘリに家の家紋などを入れていたそうで身分や地位を
表すものだったということです。
畳と言えば「座布団」ですが、人が正座をするようになり畳の硬
さを和らげるために使われるようになったようですが、この
座布団、長方形をしているのをご存知でしょうか。
これは縦にして使います。
正座することを前提に造られています。