2019.11.16
社長ブログ
サッシの取り換え
商品名で「マドリモ」といわれるリフォーム用の
断熱サッシです。
既存の窓の枠や雨戸を残したまま新しいサッシに
取替できる商品です。
こちらの掃き出しサッシと欄間のサッシもそうです。
室内側から見ると普通のアルミ樹脂複合のサッシです。
しかし、よく見ると
敷居の部分に小さな段差があります。
また、欄間は
写真のようにガラス面が小さくなっています。
既存のサッシの枠を残した状態でその上にカバー
をして新しいサッシを取り付けているのでカバー
を付けた分だけガラス面が小さくなります。
デメリットと言えばデメリットです。
このリフォーム用のカバー工法によるサッシはサッシ
を取り替える際に既存のサッシを取り外さなくてもいい
という点です。
この既存のサッシを取り外す作業は結構大変です。
取り付けたサッシの上からモルタルなどで壁の下地を
作りその上から吹き付けをしてある家が多いですが、
このモルタル面をカットして取り外すことになります。
この時防水シートも傷めることになります。
取付後の復旧にはこの防水を確実にしておく必要があり
ます。
左官工事や塗装工事が必要になります。
サイディングなどが貼ってあると同じサイディングが
なかったりもします。
このような施工手間を省くことができる商品ですが、
まだまだ高価で取替工事費以上の費用が掛かることが
あります。
どうしても外壁を痛めたくない、傷めると元に戻すことが
難しいといった場合に採用を検討すればいいと思います。
私の家では試しに部分的にこれを採用してみました。
他の窓では普通にサッシごと取替をしたところもあれば
内窓と言って既存のサッシの内側に樹脂のサッシを取り
付けたところもあります。