2021.05.3
スタッフブログ
縁側
輪和建設の小林です。
若葉が美しく、心が晴れやかになりますね。
少し前にプライベートで、天川村の洞川温泉に行った際に泊まったお部屋が2階で縁側付のお部屋でした。
縁側は民家では1階の和室の外側にあるのが一般的ですが、
2階にあるだけで、がらっと雰囲気が変わります。
視線が高くなるので、1Fの縁側では地面近くのお庭を楽しみますが、
2Fの縁側では空を眺める・遠くの景色の楽しむことが主になり、驚きました。
改めて、部屋の中だけでなく、外の景色も楽しめると心の開放感があるのだなと感じました。
窓の外に坪庭があるだけでも心が安らぎますよね。
写真のようにL字に全面ガラス窓というのも、計画してみたいのですが、
耐震的に難しいなぁと思いながら、工夫すれば出来るかな?等々、色々考えていました。
また、夜は雨で寒かったのですが、次の日の朝は晴れて縁側に出ると暖かく、驚きました。
古民家再生させていただいたお客様も、
「縁側は冬暖かいよー」とおっしゃっていたのを思い出しました。
全面掃き出し窓で太陽光の暖かさを存分に取り込むことができるから、陽があるうちは暖かいのです。
伝統的な知恵を活かしながら、
太陽の光と風を上手く取り入れた設計を心掛けたいと改めて思いました。