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2021.04.23

スタッフブログ

ウッドショック

輪和建設の小林です。

 

最近、社内でも話題になってきています、「ウッドショック」ご存じでしょうか。

木材の価格(特に外国産木材)が急騰しています。

理由は、先日のスエズ運河事故によるコンテナ不足に始まり、

アメリカ・中国での住宅建設ラッシュによる外国産材の輸入量減少、

外国産材を主に使用していたハウスメーカーが国内木材在庫を買い占め、

国内林業衰退のため、国内産材を急速に切り出すこともできず、

在庫不足による価格高騰が起こっているそうです。

価格が高騰しているので、それで儲けようと買い占めをしているところもあるみたいです。

在庫が不足しているので、一部では建てることもできない状況のところもあるようです。

パニック状態ですね。。。

 

弊社では、吉野産の天然乾燥材をストックしており、

ほとんどのハウスメーカーや工務店は天然乾燥材は扱えないのと、

合板や外国産材も使わず、下地にも国産材の無垢板を使用しており、外国の影響を受けにくいので、

しばらくは、大丈夫そうですが、いつどうなるか分かりません。

 

一過性のものなのでは?とも思いますが、

安価な外国産材に依存しすぎている日本の住宅業界と

そのせいで、国内林業が衰退してしまった現状を省みる機会になったのかもしれません。

 

林業の衰退は、土砂崩れなどの自然災害に繋がってくるので、深刻です。

「国産材を使用した家づくり」という選択がもっと広まればいいなと思います。