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2021.03.6

スタッフブログ

地震について

輪和建設の小林です。

 

少し前に福島県沖で地震がありましたね。

マグニチュードで7.3 これは阪神淡路大震災と同じだそうで驚きました。

当時、私は兵庫県の伊丹に住んでいたので、家のタンスは倒れてきましたし、廊下からキッチンまわりはガラスの破片だらけ、

近くの駅舎は一階部分がつぶれ、木造家屋も沢山一階部分がつぶれていました。

また、当時はコンロなどに緊急停止装置もほとんどなかった時代で火事の被害も多かったですね。

今回は幸いにも建築倒壊の被害が少なかったようで、近年の耐震強化と地震対策が功を奏したのではと実感した次第です。

 

少し前の大阪北摂での地震でも、弊社が全面リフォームされたお家がありました。

耐震補強させていただいており、断水等の被害はあったそうですが、ご近所のお家は強く揺れた中、そのお家はほとんど揺れなかったそうです。

そのお家は耐震補強の評点も1.0以上を目標とする中、かなり良くしました(評点1.5以上)

 

予算の都合や家のもともとの作りから、評点1.5をとるのは難しいお家もありますが、

屋根を軽くするだけでも、経験から、評点は0.2ほどよくなります。

 

瓦は耐久性もよく、断熱性にも優れているので、瓦を乗せたままにしてほしいとのご要望もよくあります。

その場合には、支える壁を増やしたり、基礎を補強したりします。

ただ、一か所集中して強くしてしまうとひずみが出てしまうので、

バランスよく補強する計画を立てるのですが、そこが一番難しい部分ではあります。

 

近年では、揺れを吸収する制震装置も耐久性が向上されたものが色々出てきましたので

少しでも揺れを感じたくない方は、そちらもいいかもしれません。