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2025.02.9

スタッフブログ

包丁を研ぐということ

中西春代です。

本日は、Almonde主催の『包丁研ぎ教室』が開催されました。

このAlmondeは私の妹が起業した量り売りのお店です。

妹は、大学時代ヨット部で国体選手、社会人になってからはウインドサーフィン、結婚してからは登山、と自然大好きで行動力のある女性です。家族は振り回されてしまうのですが(笑)

海に山にと出かける中でごみの多さが気になり、ゴミひらいを始め、ピリカに出会い、その仲間ができ、プラスチックごみを減らすことを考え、マイ容器を持ってのお買い物を広めようと起業しました。

先日も、NHKクローズアップ現代『プラスチック粒子が体内に』という衝撃的な番組が放映されていました。

さて、話を包丁研ぎに戻します。

今回お世話になったのは、刃物の町・堺からお招きした、刀匠、一竿子忠綱本舗さんの永田様ご夫妻です。永田様の奥様が妹のごみ拾い仲間です。

本物の包丁を知ることで、日本の文化にも触れ、物を大切にする心が養われる、そのことが環境問題の解決に繋がることを今回の講座で知ることができました。

実際に、永田さんが解説をしながら包丁を研いでくださいました。

包丁を抑える角度を指先で微妙に調整しながら刃を研いでいきます。

指先に神経を集中させ、砥石の音を聞き、力の入れ方を自分で調整する。

本物の包丁とまるで会話するように五感を研ぎ澄まして包丁と向き合う。

便利さを追い求めて、こういった時間を私たちは失ってしまっているのでは?

こういった時間は癒しにつながるのでは?

と静かな感動を覚えました。

切れ味体験もあり、皆様感激されていました。

調理師学校の包丁指導に当たられるお忙しい時間を割いてきてくださいました、一竿子忠綱本舗、永田様ご夫妻に感謝いたします。

またご参加くださいました感性豊かな多くのお客様からも学ぶことが多くありました。

ありがとうございました。

また、皆様にお目にかかれますことを楽しみにしています。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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